Norataro Tabinosora blog

旅行の話をメインに英語の勉強や映画の話などについてお話したいです

格安温泉旅行の最高と最低

格安の旅行に行って来た。関東発北海道二泊三日で三万円である。

北海道は初めてだ。空港で雪に大騒ぎして、旅行会社のツアーバスで登別へ。

 

登別の端っこにある大きなホテルへ荷物を置いてから、少し散歩に出る。硫黄臭い谷で写真を撮って、顔色が変わる閻魔様を冷やかして、お土産選びに没頭する。

帰り道で野生の鹿を見かけた。

 

ホテルの名前は石水亭といった。野口観光グループがどうの、という話をしているツウの人がいたが、詳しくは分からない。

割り当てられた部屋の外は斜面で、まばらな木と溶けかけた雪しか見えない。部屋は広く、ドアを入ってすぐにユニットバス、ベッドが二つ。小さな冷蔵庫には2リットルのお水が入っている。wifiとこのお水は無料だそうだ。

 

部屋の奥の方は一段高くなっていて、畳がしかれ、四角いテーブルには名物の茶菓子が二種類おかれていた。おいしかったし、日持ちしそうで土産向きである。あとで見たらちゃんとお土産コーナーで売っていた。お茶の用意が丸い茶櫃(ちゃびつ)にあり、ベッドがあるのに布団も押し入れに用意されていて、広々としたホテルは昔ながらの温泉旅館だった。

登別のホテル 広い

バイキング方式の夕食でジンギスカンをじっくり堪能してから、露天風呂でのんびりと星を見ながら風呂につかった。エレベータで会った親子が別の露天風呂についての話をしていて、そちらも入りたかったがすっかりのぼせてしまっていたので、残念ながら諦めた。

ここは朝ごはんもバイキングでおいしかった。

 

二日目はバスで移動だ。

引退競走馬のいる牧場でグッズを買いあさる。他の人が道の駅にいる間に水族館へ寄って、川底の石の間に隠れた鮭の赤ちゃんを探す。

バスで再度移動して小樽。倉庫街を歩いたり、オルゴールを見たり、大きなつららの写真をとったりしながら、ばらけて散策する。

ホテルに到着してからは荷物を置いて出かけ、混雑したラーメン横丁でガラガラの店に入ってみたり、あたりを歩いたりと、色々楽しんだ。サッポロは思ったよりとっても都会だった。

 

二泊目。

大きな通りに面した大きなホテルは、建物は古そうだが内装はきれいにされていた。部屋は狭いがズボンプレスが置いてあったし、なかなか気が利いてそう。

しかし!

くたくた、ふらふらになり、ユニットバスに入ったら排水が悪く、バスマットがトイレの床をぷかぷかと漂うほどの水が溜まった。フロントに電話したらバスタオルをたくさい持ってきてくれた。部屋を変えましょうかとの申し出を、面倒だからと断る。水は意外と早く引いたし、もうすでにひどく眠い。

それに何より、二泊三日で足、飯、宿、付きで三万円じゃ贅沢は言えない。昨日露天風呂で会った人はほぼ同じコースで六万円だった。多分あの人の部屋は浸水しない。

 

二日目のホテルの朝食もバイキングだった。今はどこも料理をバイキングにするのが流行っているのだろうか。

一周見て回ってから皿に取るものを選んだが、それでも後悔が残った。帰り際に食べなかった料理が目に入って悔しい思いをした。

 

三日目。空港までの移動は自力だ。

時計塔は写真を撮らなきゃと向かいのビルに上ってみたり、赤れんが庁舎の工事中の垂れ幕に描かれた建物の絵に気が付かずに、うっかり「どこを工事してるんだろうね」などと言いながら通り過ぎそうになったり、お土産を郵送するために開いている郵便局を探したりと忙しく過ごした。札幌市内の観光は、近いところだけを回った。

 

コロナの間は休んでいた空港のリムジンバスも復活していて、帰りはそれで帰った。本当に助かる。

 

今回はものすごく安く北海道旅行ができて良かった。なんと三万円で北海道二泊三日である。最高か。

最低はあれだな、ぷかぷか浮いた風呂マット。

でもあれで割引が付いてたんだきっと。と思うことにしよう。